2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

プログラミング言語の学習 (「プログラミング言語の仕組み」書評)

「プログラミング言語の仕組み」黒川利明著、朝倉書店、1997年出版 を読んでみた。10年以上前なので、かなり内容が古いかなと思っていたけれど、そこは専門家というところで、むしろ新しい部分もあるのではないかと思う。 黒川利明さんは関数型言語のLispの…

「アル・カーイダと西欧」 書評

「アル・カーイダと西欧 打ち砕かれた「西欧的近代化への野望」」を読みました。ジョン・グレイ著、翻訳は金利光氏、版元は阪急コミュニケーションズという聞き慣れないところだ。訳文は読みやすくていいと思う。 ジョン・グレイは反グローバリズムの視点か…

「石油をめぐる世界紛争地図」読了

石油というのは身近な資源になっているけれども、日本は産出国ではないので、どうやって獲得されているかはあまり良くわからない部分が多い。また石油マネーが産出国に与える影響も明らかになっていない。 その中でこの本は面白かったと思うのは、アメリカの…

Lazarus と Free Pascal (導入のメモ)

Pascal をやろうということで、代表的なFree Pascalの開発環境のLazarusを入れましたが、うまく作動しなかったので、それについての注意書きでも書こうと思います。 (他にもそういう人がいるかもしれないし) 前々回のブログに論理型言語のAlgolについて少…

アルゼンチンの軍部による住民虐殺についての本「国家テロリズムと市民」感想

「国家テロリズムと市民」(杉山知子著、北樹出版 2007)を読み終えた。前の前のブログで紹介したと思うので、そのレビューでもしようかなと思った次第です。 感想は難しいですけど、やっぱりアメリカはおかしいなあと思いました。 対反乱ドクトリン(counte…

関数型言語VS論理型言語

僕はプログラマーではないけど、関数型か、論理型かという違いには興味があるつもり。ずいぶん前に「普通の奴らの上をいけ」という本が発売されました。 この本の中では関数型言語であるLISPが紹介されています。 LISPは人工知能用言語としても有名だったの…

南米の悪夢から日本の現状へ。

さいきん、「国家テロリズムと市民」という本を見ているのですが、これはアルゼンチンの戦後の政治について書かれた本ですけど、知らない事ばかりで興味深いです。 読み終わったらレビューしてみたいです。 日本は戦後、軍事的な面は停滞しており、これが民…

路上で飲み会

歌舞伎町でこの前飲み会をやるということで、僕も誘われたのでちょっと行ってみた。行ってみるとびっくりするんだけど、道ばたで座り込んで飲んでもあまり違和感がなく、普通に飲み会ができました。面白そうなので、新宿でも歌舞伎町以外で飲み会ができると…

左翼はカムバックするか? 非暴力運動について

最近、あろうことか講談社現代新書から左翼に関する本が出た。松尾匡さんの「新しい左翼入門」です。内容はまだちょっとしか読んでいないので、他の人のレビューを見ていただくこととして、この出版自体が記念的だと思いました。岩波とかはわりと左翼的なの…

新宿警察署訪問

用事は特にないけど、新宿警察署に行ってきた。昨日、新宿駅西口で、駅の構内暴力をなくそうというキャンペーンを新宿警察署が主催でされていたので、近くにいた警官に「どのくらい増えているんですか」と尋ねてみたら「ちょっとよくわからないですね」とい…

資本主義的欲望は正しいのか?

「私の資本主義論」という本を読んでみると、佐伯啓思さんの論文が目についた。この論文集はけっこう面白い。Amazonで二束三文で売られているので、興味のある人はぜひ。 執筆者はその他にも、青木昌彦、中谷巌、浜田宏一、岩井克人、佐々木毅、間宮陽介、榊…

反逆のルルーシュ感想

あんまりこれまで見てなかったアニメだったけど、けっこう楽しめた。 ただ、中二病みたいな設定もあって、なるほど、サンライズはこの頃から中二病路線だったのかと思った。メカの設定とか動きとかは、比較的最近のセイクリッドセブンにも引き継がれているよ…