すごいぞ!機械姦!


機械姦という言葉をご存知だろうか。先日ピクシブを久しぶりに見て見たら、その言葉があってびっくりした。

ピクシブ百科事典、なおリンク先にはこの画像を含んでいるので注意。
なお18才以上は見てはいけない。 http://dic.pixiv.net/a/機械姦

この辞典の定義を引用してみる。
「異種姦のうち、相手が生物ではなく、機械、器具、ロボット等によって行われる性的描写のイラストに付けられるタグ。」だそうだ。
異種姦で有名なものは、触手だろう。90年代を代表する、アダルトゲーム作品、「淫獣教室」では触手と美少女という取り合わせが盛んに行われた。そしてこの作品を目にした、ネイピアによると、この触手は日本人男性の屈折した心情を表している、とされている。確かに、触手によって犯されてしまう美少女像とは、主体なきレイプを表現しており、そこには数多くのペニスに埋没された、鑑賞者の唯一のペニスが潜んでいる。

つまり、大きく見てしまうと、触手姦とは、美少女と正面から対決することをせずに、しかしそれでもほとばしる激情はその美少女を求めることをやめず、幾多の他にもあるだろう、ペニスと群集し、目的を果たす類のものではないだろうか。つまりここでは鑑賞者の身体の欠落、ないしは部分の強調が見られ、そこをネイピアは屈折した、と表現したのではないだろうか。確かにこの分析には、うなずける部分もあるだろう。

さて問題は機械姦である。この機械姦もまた強引に見てしまうと、鑑賞者の身体を反映しているもの、とみなせそうである。美少女を犯したいという衝動が今度は触手ではなくて、機械の形を取るわけである。この差は一体どこにあるのだろう。

素朴に考える限り、触手にあったような群集化はなく、機械とは単一ながらもマッチョ的な身体ならざる身体をそこには見出せそうである。他に機械は知的な印象もある。つまり規則的にうごく機器であり、高い技術力を結集して作り上げられた、高性能な身体として存在しているようでもある。だからどこのものともしれない、他のペニスと結びつくことなく、単一に存在しており、機械姦の魅力はそこにあるようでもある。要はクールで、孤高なイメージなのだ。

そういうわけで、機械姦とはどのようなものか差し当たっては見ることができた。次には機械姦のレパートリーについて私たちは見て行きたいと思う。
(続く)