誰にもわかるコマの割り方

こんにちわ。いろいろ同時並行のハンギです。

さて今日は、マンガのコマの割り方をいろいろ考えたいと思います。

コマとは何か、誰でも簡単にわかるコマの割り方を考えてみました。

まずこの写真をみてもらいますと、マンガの流れは起承転結の流れになっていると思います。えー、まあこの写真だと何がそうなっているかわかりづらいのかもしれないのですが、この一連の流れによって主人公の立ち位置がわかると思います。

主人公の現状への不満、また結婚しないの?といわれているように実家住まいの家事手伝いかな、と思うわけです。そこが1セットになって、表現されています。

次にこの写真です。

これは右左のコマの配置についての説明です。前の写真は上下の流れでコマの関係をみましたが、今度は左右のコマを比較しましょう。

このコマでは、主人公の女性が店に帰ってきたところに噂話をしている女性とふと遭遇するという場面です。入るやいなや困惑顔をしている同僚の人の顔を見ることになってしまい、主人公の顔もうまく対応できていません。この場合、建物の中に入ってきたという動作と同僚と出会ったことは同時的な出来事、として見る必要があります。そうでないと、不意をくらった主人公の心情は理解できません。

左右のコマは、時間の経過がかなり同時的です。少なくとも同時的な時間の流れを表現しています。僕もなぜかはわからないのですが、左右のコマよりも上下のコマの方が時間の経過が長く感じます。

そういう所を利用して、コマを割って見る必要があります。

⚫︎まとめ

コマは起承転結、もしくはその組み合わせで割る。
その時はページをまたいでも構わない。
比較したいシチュエーションの場合は左右でコマを割る。
時間経過を表現したい場合は上下のコマで表現する。

⚫︎応用
動きを表現したい場合は、左右のコマで視点の変化を描く。
上下のコマで動作それ自体の動きの変化を描く。
(ただし一つのコマで描ける動作は1つだけ)

とまあこんなところでしょうか。
かなり基礎的なことだと思いますが。。

ちなみに例はこの作品からとらせていただきました。