消防署と市役所訪問

昨日は消防署と市役所に行ってきました。

特に予定していたものではなくて、消防署の近くを通ったら、大きくはためく日の丸があったので、ちょっとカチンときただけなんですけどね。

いつもはけんか腰だったりするのですが、今回は上の方に取り次いでいただいたらしく、応接間に通され、柔和な方からご説明をいただきました。

僕は日の丸単独の掲揚はあんまり気持ちのよいものではない、下げろとは言わないけれど、国旗と市旗の併揚くらいはしてもいいのでは、と提案させていただきました。消防署の方からは、併揚するとしたら、東京消防庁の旗になる。という回答をいただきました。

今思えばそれでもよかったのですが、あくまで地方自治体、東京都の旗か市の旗を掲げて欲しいと言ったので、ちょっと議論は収拾がつきませんでしたが、親切な対応していただきました。ありがとうございます。

その後、近くに市役所があったので、いってきました。市役所は国旗と市旗の併揚でした。その理由を聞いてきました。ただ担当者もこの問題には詳しくない、ということでしたので、深い話にはならなかったのですが、規則だからといって機械的に掲げていいのですか、と提案させていただきました。僕は別に日の丸を掲げることに反対なのではなく(個人的には嫌いなのですが)、その理由を聞かれても公的機関で満足のいく回答が得られないのを問題視しています。

僕は「国の旗を掲げるのは当たり前だ、だから市役所も消防署も掲げているんだ」という回答を得られればこれほど簡単なことはないと思います。それに対して、反対をすればいいわけですから。だけども市役所と消防署に限っては、ただ規則だから上げている、という反応で、たしかにそれも一面正しいことなのですが、なし崩しに日の丸の国旗化がはかられていたという印象はぬぐえませんでした。(市の日の丸掲揚は昭和36年くらいかららしく、あきらかに国旗国歌法よりも早い成立です(注))

(注)多摩市のHPで当該条例を確認したら、市旗等の掲揚をする、ということで国旗の掲揚についての規定が入っています。国旗の掲揚はどちらかというとついでの扱いになっていることに注意しましょう。https://www3.e-reikinet.jp/tama/d1w_reiki/416902210017000000MH/416902210017000000MH/416902210017000000MH.html

 

庁舎管理員は、市旗及び国旗を雨天のときを除き、所定の場所に午前8時から午後5時30分までの間掲揚する。

市旗の掲揚のついでに国旗の掲揚も行っているという訳です。

市の旗を掲揚する台は三本あり、一本は市旗、一本は国旗、もう一本は海外からの来賓のときが来たときに使用するが、ほとんど使用されないとのこと。そういう慣例は出来上がっているそうですが、なぜ掲揚するかの議論は公的機関とはいえ、市役所や消防署でも必要でしょう。とりあえずは広くこうしたことの議論を起こせればいいと思います。