反天皇デモに行ってきた。

さる8月15日、反天皇デモに行ってきた。

近くについてみると、びっくり、機動隊がぐるりと取り巻いており、バリケードを張っていた。さすがだなあ、と思いながら、機動隊の1人の方に教えてもらって、会場にたどり着きました。

会場では、元大学教授の人が講演していましたが、ちょっと退屈な感じで、ちょっと知っているよ、という話もあったり、けっこう独演会に2、3時間ほど使ってしまい、これでいいのかなあと思いました。

会場は老若男女入り乱れて、100人ほどが入っていました。今風の若者から、壮年、初老の方までいました。この多様性は心強いなと思った。

講演が終わって、デモが4時15分から出発。(この講演じたいは1時〜3時でした。1時間質疑応答のためにとってありました。)

ツイッターをみていると、韓国大使館に右翼の街宣車が大挙して行っているらしく、ふだんなら来ている街宣車がこないとのこと。ほっとしたのも、つかのま、隊列をくみ、出発してみると右翼がものを投げるは、ものを取るわで大変だった。(事前に荷物は車の中に入れるようにという指導があった)

右翼はべつに殴りにはこないのだけど、反天皇デモの主催者側で用意した、プラカードを取り上げて壊そうとする。先頭にあったデモ主催者の旗ももぎ取られて、破壊された。これはけっこうひどいと思いました。

道すがら右翼にも何パターンもあることに気がつきました。

目を睨みつけてくる右翼もいましたが、プロ右翼は目を外していて、うまいなあと思いました。反天皇デモに反対というメッセージだけをいうのは、感情論でわめくよりも効果的だったのでしょうか。感情論でわめく右翼は最低ですね。

また随所で感動的なシーンにも出会いました。右翼の襲撃にもひるまず、シュプレヒコールを組織的に上げようとする人、右翼の突撃にもひるまず、隊列を元通りにしようと努力する人たち。これが現代の日本のデモでは一番過激なのかもしれない。劇的で、激しくも美しいデモでした。達成感でいっぱいでした。ありがとうございました。

在特会が出てきましたが、あまり組織的ではなかったですね。靖国前は日の丸がはためいていて、まるで反天連デモを迎えているようで、なかなか見ない光景でした。沿道には人でいっぱいで、マラソン選手はこの中を走っているんだろうな、と思いました。ただし、彼らは僕らを応援している訳ではなく、ヘイトスピーチでいっぱいでした。